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静岡市役所
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日本で「一番面積が広い市」の食堂
郷土料理が美味しい♪
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今回のお役所の食堂は、静岡市役所です。
2003年4月1日に誕生したNew静岡市は、旧静岡市と旧清水市との合併でできた日本一面積が広い市です。
東海道新幹線で東京・品川から52分、新大阪から107分。JR静岡駅からは徒歩10分で行くことができます。
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駿河湾の「さくらえび」は
全国シェア100%だそうです |
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また、日本一高い山(富士山)と日本一深い湾(駿河湾)のほか「さくらえび」や「お茶」などの日本一がたくさんあり、興味深い自治体がたくさん集まっています。
政治的にも「静岡空港」や「第二東名高速」の建設など興味深い出来事が盛りだくさん。調べていると日が暮れてしまうほどです。 |
静岡県は、今年の「わかふじ国体」の開催地でもあります。
静岡市役所「新館」 |
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左の写真は、静岡市役所・静岡総合事務所の「本館」です(右の建物。向かって左の建物が「新館」)。
各地で古い建造物をどんどん壊している中、珍しく昭和9年10月完成(建設費66万円)の由緒正しき建物(本館)も、まだしっかり使用されています。
これがなかなか風情があるんですよ(左の写真は、本館の玄関)。
ヨーロッパ風で天井が高く、中でダンスパーティーが開かれていそうな雰囲気があります。実際には議会事務局などが入っているだけですが・・・ |
ところで、合併後の市議会は、会議を開く場所がまとまらず(縄張り意識?)、この本館と旧清水市議会のあった場所とを行ったり来たりして会議を開いているみたい。会議は踊る?されど進まず?
そこで、静岡と清水の中間地に新たな議場を造る計画が話題になっているとか。使える議場があるなら(事務所や控室はともかく議場は毎日使うわけじゃないし)、新しく造ったりしないでくださいね。 |
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※静岡市は、政令指定都市への以降を目指しています。ちょうど新たにできる各行政区の名称を公募しているところでした。やけにA区が広いな・・・ |
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食堂は「新館」の3階にあります(市役所食堂・レストラン駿河)。
新館3階には、本館との間の連絡通路があります。また、食堂の前は、市民向けの図書館です(追手町図書館)。
ここの食堂は、館内からだけでなく、外部からも直接入ることができるようになっています。本庁舎の食堂としては、なかなか珍しい形態。一般の方も、入りやすい雰囲気になっていますね。
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実際、そんな開放的な位置に食堂があるためか、お役所の関係者だけでなく、実に多様な方々が食堂を利用しているのが印象的でした。 |
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でも、入口にベタベタ貼ったメニュー案内があんまり整然としていないんですよね・・・。
「お役所の食堂」らしいといえばらしいのだけど、もう少し統一感があればなぁ。 |
メニューは豊富です。定番のメニューのほか郷土料理が魅力的でした。うなぎ、さくらえび、とろろ・・・などなどのメニューが目白押しでした。
ちなみに、この日は夏の終わりだったこともあって、「夏バテ予防・スタミナフェア」が開催されていました。
「うな丼」や「うなとろ丼」などと冷たいサラダうどんのセットで700円。残暑にはうれしい企画ですね♪ |
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お弁当も売っています。価格は500円。考えてみると、お弁当を用意している「お役所の食堂」って初めてだったかも? |
副菜も豊富でした。サラダ・果物・酢の物と種類もいろいろあり、お好みでチョイスできます。喫茶コーナーにはケーキなどデザートもありました。 |
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注文はセルフサービス。入口のサンプルでメニューを決めていくとスムーズに注文できます。欲しい食べ物をトレーにのせて、最後にお会計です。 |
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駿河丼 ¥800 |
店長オススメの「駿河丼」。お役所の食堂のメニューに郷土料理があるのっていいですね♪
さくらえび、しらす、とろろ、まぐろのフレーク、きざみのりがちりばめられています。駿河湾で獲れた素材の味を大切にしたシンプルな味つけになっています。 |
※参考
さくらえび |
漁獲量1位 |
日本で漁獲されるのは駿河湾のみ |
しらす |
生産額1位 |
漁獲量は全国2位 |
まぐろ類缶詰 |
生産量1位 |
全国シェア85% |
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とろろせいろ \500 |
店頭に「静岡名物」と書かれていた「とろろせいろ」。
麦飯にとろろ汁をかけて食べるお料理が「とろろ汁」なのですが、東海道五十三次・丸子宿の名物だったそうです。(丸子宿=旧東海道の宿場町で、現在の静岡市丸子付近にありました)
「とろろせいろ」は、とろろ汁でいう「麦飯」の部分が「そば」になったと考えればいいのかな?だから静岡名物?
「とろろ」と「そば」の相性は最高♪「とろろ」が絡まった「そば」はまろやかで、つるつるとのどを通ります。また、わさびの香りとツーンとした辛味が食欲をそそり、残暑にぴったりでした。ごちそうさまでした。 |
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静岡市役所の食堂は、どこにでもある「お役所の食堂」でしたが、郷土料理も食べられたし、印象深い食堂でした。
みなさんも機会がありましたら、ぜひ一度ご利用くださいませ。 |
左の写真は、食堂の利用方法を説明したもの。柱に貼ってあったものです。
意外に、こんな案内のない「お役所の食堂」って多いんですよ。
職員向けの食堂と割り切っているからなんだろうけど、いちおう公共のスペースを使っているんだしね・・・カフェテリア方式の場合、とくに初めて利用する人は戸惑うし、こんな心配りは大切だと思います。 |
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市役所の本館は、国の登録有形文化財になっています。 |
入口には「所役市岡静」という表示が。昭和初期の面影がこんなところにも残っていますね。 |
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また、静岡市役所のすぐ近くには静岡県庁もあります。こちらも本館・東館・西館・別館と分かれており、こちらの本館(昭和12年竣工)も国の登録有形文化財になっています。一方、1996年に完成した県庁別館は、静岡市内で二番目に高い建物です。こちらはまたの機会に・・・ |
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静岡県では、もうすぐ「浜名湖花博」(しずおか国際園芸博覧会・都市緑化フェア)が開催されるそうです。成功をお祈りしています。 |
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かけそば |
\380 |
ざるそば |
\400 |
ラーメン |
\380 |
かつ丼 |
\630 |
ハンバーグライス |
\630 |
ポークカレー |
\420 |
サンドウイッチ |
\350 |
コーヒー・紅茶 |
各\250 |
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静岡市
住所 |
〒420−8602
静岡市追手町5番1号 |
電話 |
054-254-2111 |
WEB |
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最寄駅 |
JR静岡駅より徒歩10分 |
人口 704,133人(平成15年6月30日現在)
面積 1,373.89km2 |
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※感想は、あくまで個人的なものです。味や内容を保証するものではありませんので、ご了承ください。
※記事の内容は、2003年(平成15年)秋のものです。
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