:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2006年1月版】 政治家妻みゆき

1/29
 今年は本当に寒い冬になりました。

 都内でも、例年なら、ほとんど見られない白鳥(渡り鳥)の姿を頻繁に目にするようになりました。こう寒いと、南下するしかなかったのかな・・・

 写真は、区内の都立公園。厳冬の影響でコハクチョウが6羽滞在していたことから、多くの人がこれを楽しんでいました。

 ところが、某テレビ局がコハクチョウに強いライトを当てたりと、過剰な取材をしたしたため、驚いて逃げていったこともあったそうです・・・

 数日後には、また戻ってきていたみたいなのだけど・・・この話に限らず、最近なんだか横暴な取材が本当に多い気が。マスコミは、大きな大きな「第4の権力」ですね。

 (注) ここ最近は、一時より暖かくなって北上していったため、見られません。
1/27
 先日、ご近所で、かなり広範囲に停電が発生しました(1月25日深夜〜26日)。

 東京電力によると、原因は配電線ケーブルの不具合。場所にもよるけれど、短いところで約20分〜2時間程度、停電が続いたとのこと。すでに深夜に差し掛かっていたため、大きな混乱はなかったものの、電気のありがたさを実感された方も多いようです。

 私たちは、この日、少し早めの就寝をとっていたので気づかなかったのだけど・・・もし、大惨事になっていたら逃げ遅れたかも・・

 以前、「我が家はきちんと防災グッズを揃えているから大丈夫」とおっしゃっていた方から「真っ暗な中で懐中電灯を探すのに一苦労。いざとなるとオロオロしてだめですね」との感想を受けたのが印象的でした。

 天災は、いつどこでどんなふうに発生するか、全くわからないんですよね。どんな状況においても最低限の備えは必要と、改めて痛感します。
1/25
 見送られそうになった国のレジ袋有料化が再浮上してきました。(→1月9日の日記へ)

 話し合いや報告書は溜まるけれど、なかなか実行できない優柔不断なところは、うちの区のレジ袋税と同じようです。→経済産業省にアップされた今回の報告書(PDF)

 平成19年(2007年)度の導入を目指すということは、残り1年しかないんだけれど、解決できるのかなぁ?

 写真は、うちの区のマイバック・キャンペーンのポスター。あまり見られていないし、もう何種類目のポスターなのかも分からなくなってきました。何枚つくっても、レジ袋の使用も減らないし・・・
1/23
 東京都の予算原案が発表になりました(→重点事業)

 とはいえ、東京都と23区側との協議は決裂し(都区財政調整協議)、23区側は壁にぶつかってしまった感じも・・・

 その一方では、5年ぶりの積極予算(一般会計6兆円)に喜んでいる方々も少なくないようです。

 驚いたのは花粉症対策。予算原案によると、東京都ははじめて本格的な総合的花粉症対策に34億円を計上しました。花粉症の原因である杉林の伐採や舌下減感作療法の臨床研究に税金を使う予定なんだとか。

 そういえば、昨年、花粉症デビューした石原都知事が「花粉症は国家の怠慢だ」とご立腹だったことを思い出しました(→その内容は石原都知事のホームページでも確認できました)。我が身をつねって人の痛みを知ったのか、本気で取り組む気になったみたいですね・・・

 石原都知事によると、花粉症が選挙の争点にならないのは、国の政治家・官僚の怠慢だそうです。う〜ん。代議士時代の石原知事だってそうだったような・・・。10年以上前の東京都知事選の大前研一候補は、すでに当時から花粉症対策を打ち出していたけどなぁ。

 やっぱり都知事自身が花粉症になったことが予算に反映したとみるべきなんでしょうね。

 さて、去年は、花粉症のみなさんにとって地獄の日々だったようですが(うちのひとも毎日毎日泣いていましたが)、今年は去年の10分の1に激減するようです。とはいっても、2年前と比較すると、3・6倍も飛ぶようだけど・・・(→スギ・ヒノキ科花粉情報)
1/21
 東京は8年ぶりの大雪になりました。

 都も区も、今回緊急出動で除雪が行われたとはいえ、慣れない雪に足をとられ、ケガをされた方も多いようです。

 昨年は、都内でも、地震・水害と、被災続きでしたが、雪害についても、改めていろいろ考えさせられています。

 8年ぶりの大雪といっても、雪国と比較すると、なんてことのない積雪量。でも、雪に慣れてない東京都内ではわずか9センチの積雪でもプチパニック状態になってしまいます。

 ところで、本日実施予定だった災害時帰宅困難者支援訓練(日本赤十字社主催)が、降雪&積雪のため中止になったことについて、「こんなケースも想定されるのだから、予定どおり行うべきだったのでは?」という意見をいただきました。

 でも、雪の中で実施するのは危険。仕方ないと思います。それより各自が雪道を転ばずに歩く練習をするのが先というか・・・転倒によるケガが続出しているわけですしね。
1/19
 うちの区の事件から、またまた歴史に残る新判例が出てきました。

 先日、最高裁で、うちの区の区立公園のトイレの壁に落書きをした人に対して、「建造物損壊罪」を適用するという初判断が確定しました。

 落書きに建造物損壊罪を適用したのは初めて・・・ということで、「落書きも、建造物損壊罪になる場合がある」という歴史に残る判例が誕生したというわけです。

   

 ただ、この落書きが、特定の左翼的政治的主張であったことや、過去においてはこのように落書きが大きく起訴されたケースは少なかったということもあって、今回の取扱いについては、区が被害届を出した前後から、議会でも大きな話題になっていました。

 「初犯なのだから、今回は損害賠償請求だけでよかったのでは」「過去にも落書きがたくさんある中、過去3年間に告訴した例はないのになぜ?」「トイレを破壊したわけではなく、建造物は損壊されていないのでは?」といったような意見がありました。

 たしかに、落書きはこれまで軽犯罪で処理されていたので、いきなり罰則が非常に強くなった感じがあります(30日未満の拘留or1万円未満の科料→5年以下の懲役)。

 でも、落書きに手を焼いているのはお役所だけでなく、商店街や民家でも同じ。悪質な落書きが社会問題になっていることを考えると、これも時代の要請なのかもしれないですね。今回の判例が「抑止力になる」という意見も出ています。

 というわけで、今後、うちの区の公共用物・公用物への落書きについては、今回同様、強い態度で臨むことになると思うのだけど(そうでないと思想による差別になってしまうし)、それでどのくらい落書きが減るのか、今度はそこに注目・・・ということになるのかな?
1/17
今日は・・・

・耐震偽装事件(ヒューザー小嶋社長)の証人喚問
・連続幼女誘拐殺人の宮崎勤被告の最高裁判決
・阪神淡路大震災11年
・東京地検特捜部がライブドアに強制捜査・・・

 こんなに大きなニュースが一度に重なる日も珍しいと思います。

 ニュースが増えれば増えるほど、一つひとつのニュースの扱いや新聞の紙面は小さくなります。どさくさに紛れて重要な情報が闇に葬られなければいいのだけれど。
1/15
 メールで毎日の犯罪発生情報をお知らせする「犯罪発生情報配信サービス」が全国に広がってます。うちの区でも早くから実施されています(→昨年1月23日の日記へ)

 メールアドレスを登録すると、毎日どの地域でどんな事件が発生したか分かるようになります。本当に有り難いのだけれど、次々に送られてくるので不安ばかりが増幅していきます。

 警視庁のホームページで掲載されている犯罪情報マップなどでも、ひったくりや侵入窃盗などの犯罪情報を知ることができるので、一度確認してみてください・・・

 最近は駅頭にも犯罪情報のお知らせが大きく掲示されるようになりました(写真)。

 空巣被害多発・・・これも情報公開・意識喚起という意味では、本当に有り難い掲示。だけど、これから新入学・就職・転勤の時期だというのに、家探しのために地方から上京してきた人が、駅前でこんなポスターを見てしまったら・・・

 「この街は治安が悪いんだな」という第一印象をもたれて敬遠されてしまいそうな気もします。うちの区の場合、最近、アニメ振興の一環で「観光ルートの開発」も検討されてきたけれど、観光客に対する印象も考えると・・・(考え過ぎかなぁ)

 意識を喚起することはとっても大事だし、犯罪情報を周知することも大事だけれど、最近は不安を煽り過ぎのような気もします。駅前はその街の玄関口。来訪者にホッとしてもらえるような雰囲気づくりも大切だと思うんだけどなぁ。
1/13
 「2006年は東京が動く!」「道を歩けば再開発に遭遇する2006年」だそうです。

 たしかに、都心は大きく変わっていきそう。旧・同潤会青山アパート跡地にまもなく誕生する表参道ヒルズをはじめ、各地で進められてきた再生・再開発事業があれこれと日の目を見る1年になりそうです。

 もちろん、うちの区でも新公会堂がオープンするって、一部に大はしゃぎしている人もいたりするみたい。これから徐々に維持費負担が重くなっていくというのに・・・

 「これで周辺商店街も活性化!」「区のシンボルになる!」「かつてTVの生番組で頻繁に使われていた殿堂がいよいと復活!」というような期待感があるみたいなのですが・・・

   

 先日、TOKYO★1週間(No.311)に、「あなたの街の2006年プロジェクト・ランキング」が掲載されました(うちの区は62位中の60位)。

 「道を歩けば再開発に遭遇する2006年」と称して、各地で注目の再開発事業を各区市町村ごとに1つずつ紹介しているものですが・・・うちの区の事業として紹介されたのは、なんと「マンツーマンの小学校教師養成道場」でした。これって再開発じゃないと思うけど(笑)

 新しい公会堂の誕生なんて、その程度の扱い。これが現実ですよ・・・
 オープン当時は目新しいから人も集まるだろうけれど、新しい公会堂が完成しただけで、地域全体が活性化するような時代ではないし、むしろ今後数十年間の維持コストの大きさについて、もっともっと真剣に受け止めないと・・・(→誰も知らない公会堂の話)
1/11
 日本橋の上を走っている首都高の移設計画が出てきました。景観法の施行から半年。ようやく目玉事業が出てきましたね。

 いま、東京都内を走っている首都高は、河川の上にあるものが非常に多いです。東京オリンピックの開催前に突貫工事で整備されたので道は曲がりくねって、ぐじゃぐしゃ。

 当然やたらカーブが多いので、高速を出すこともままならないです。あれではとても高速道路とは思えない・・・

 たしかに見た目も悪く日本橋の景観も最悪です。

 石原都知事がオリンピック誘致に合わせて、日本橋の首都高撤去を訴えていたけれど、小泉首相が最後の置きみやげに調査経費を計上するようです。

 オリンピック誘致とは無関係に首都高を撤去したいと言っているらしいので、今回はかなり本気のようです。たしかに必要なことではあります。

 国土交通省が設けた「みちと景観を考える懇談会」での推計によると、首都高の建設費は1kmあたり700億程度。日本橋だけなら地下にするという方法もあるけれど、その前に、都内に多数残っている「開かずの踏切」を先になんとかしろとの根強い声も・・・。

 幹線道路の景観回復を優先するのか、幹線道路・生活道路の安全性・利便性を優先するのか。たしかに、現時点では後者を早く解決することが先なのかもしれませんね。
1/09
 日本全体でのレジ袋有料化は、どうやら見送られることになりそうですね。ずーっと未実施になっているうちの区のレジ袋税もどうするのやら・・・(→昨年12月16日の日記などへ)

 昨年末、環境省の審議会においても、法律によるレジ袋有料化の義務付けは難しいとの結論のようです。

 経済産業省にアップされていた議事録(産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会・第35回容器包装リサイクルワーキンググループ)を読んでみると、全事業者が一斉に有料化することは談合にあたるという主張が強く・・・やっぱりここがネックでした。

 お役所が民間の経済活動に介入するのは、最小限にすべきだとは思うけれど、環境問題については公権力が上手に介入してあげることが必要なんだろうと思います。そもそも資源は有限なんだし、原油高も簡単には解決しないよ・・・

 ちなみに、内閣府が発表した「環境問題に関する世論調査」によると、半数以上の人がレジ袋の有料化には賛成していました。いつまでも先送りしちゃいけないと思うのだけど。
1/07
 いつもご覧くださっているみなさん、今年も台所日記ともども、よろしくお願いしますm(__)m

 なんでも株式の世界には、「未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑う」という格言があるそうですね。たしかに、大発会は、大幅に株価が上昇していました。

 デフレ脱却といいながら、一気に急激なインフレにならなければいいのだけど・・・

 さて、新年ですので今年も歴史年表をみてみます・・・・

 110年前(1896年)第1回オリンピック・アテネ
 80年前(1926年)◆大正天皇が崩御し昭和天皇が即位。
 70年前(1936年)二・二六事件勃発。
 60年前(1946年)◆日本国憲法公布
 40年前(1966年)日本の総人口一億人突破
 30年前(1976年)◆ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕
 20年前(1986年)男女雇用機会均等法施行

 オリンピック、昭和、憲法、男女雇用機会均等法・・・なんだか新しく始まる出来事が目立ちますね。今年の場合は、いよいよ憲法改正に向けて大きな動きがあるのかな?


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