:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2003年11月版】 政治家妻みゆき

11/30
 うちの区でも、ようやく今月から保健福祉サービス苦情調整委員制度がスタートしています♪ 俗にいう「福祉オンブズマン」ですね。

 苦情調整委員は、福祉行政に関する専門的な苦情を受けつける専門家。今回、社会福祉士・大学教授・弁護士の方に委嘱され、独自の調査権が与えられました。今後保育をはじめ福祉の専門相談を必要とする場合に力になってくれると思います♪

     

 ところで、この制度は、お隣の中野区で13〜4年も前から導入されていた制度だったのですが、うちの区では遅ればせながらやっとの実現になってしまいました。

 もちろん、うちの区でも、過去に福祉オンブズマン制度を設置するための条例案が議員提案されたことがあったのですが、そのときは否決されていたのです。オンブズマン制度というのは、多くの議員さんにとって、とても抵抗があるみたいなのです。

 議員の仕事が奪われてしまうと思うのかなぁ。オンブズマンの発祥地の北欧ですら、制度を導入する時には、かなり激しい議論があって賛否が分かれたそうなのだけど、きっと理屈じゃないってこと?なのかもしれませんね。
11/26
 東京では、汐留、丸の内、品川・・・と一部エリアが大変身しています。でも、それとは逆に、開発が進めば進むほどスラム化するエリアも生まれてきそうな予感です。

 写真は、森ビルさんが地権者500人以上を説得し、再開発した六本木ヒルズ(のメーンストリート・けやき坂通り)です。


 このクリスマス・イルミネーションは、今月14日に点灯。純白と青色の電飾30万個が約400メートルの並木道を彩っています。バックの東京タワーも、たくさんの人が撮影していました。

 ここには、テレビ朝日の本社があります。

 修学旅行や社会科見学でスタジオ見学の希望が殺到しているそうです。また、近くの六本木防衛庁跡地にも超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」の進出が決まりました。

 こうして六本木エリアは、まだまだ進化していきそうな勢いで、すっかり東京の新名所になっています。でも、他の地域は・・・?
11/24
 日本海側初の本格的なプロサッカーチームとなるアルビレックス新潟が、J1昇格を決めました。地域密着型の成功と、新聞紙面を賑わせていました。

 意外だったのは、監督さん。「現役のころ、監督とうまく合う選手が重用されていると不信を抱いたことがあった。だから、実力を買って呼び寄せた山口素弘主将であっても、食事を共にすることはない」のだそうです(朝日新聞朝刊2面)。

 スポーツの世界でも、コミュニケーションは大事だと思うのですが、立場の違いを考えて「適度な距離感」を維持することは、やはり大事なことだったのですね。

 それに比べて政治は・・・
11/22
 うちの区が5歳以上の子どもに防犯ブザーを配布すると発表しました。

 今月に入って、うちの区内で児童連れ去り未遂事件が発生した(防犯ブザーのおかげで助かった)こともあって、とくに関心が高い話題みたいです。

    

 でも、防犯ブザーといっても、鳴ったときに周囲に人がいなければ誰も気がつかないし、逆に頻繁に鳴ってブザー音に慣れっこになっても、効果がないかもしれないし・・・

 実際にすでに学校で全員に配布している渋谷区では、遊びで鳴らしたり、うっかり鳴らしてしまうケースが発生して問題になったと報告されています。

 それが対処療法の限界なんだろうと思うし・・・今後はますます防犯カメラの設置を求める声が高まっていきそうですね。

    

 ちなみに、配布対象は、中学生まで全員。私立校に通う子どもにも配布できるように、約4万個発注するみたい。今回の事件を考えたら切実だし、みんな配布日まで(納品まで約2ヶ月間)待っていられなくて、配布される前に個々に手に入れような気もするけれど。
11/20
 多くの議会では、正式に議会に提案された議案は、ほぼ自動的に可決されてしまいます。というより、ほとんど即決されていると言ってもいいくらいです。

 なぜか?といえば、議会に公式に提案される頃には、すでに多数派工作が終わっていて、しっかり根回しされていることが多いからですね。

 だから、活気ある議論は闇の中になってしまうことが多くなって、公式の議会はというと、後世のために問題点や課題を記録に残すことが中心になってしまっているわけです。

 でも、こうしたやり方は、議会に縁のない方には理解し難いことだと思います。だって、議会を開いている意味って・・・? 議会には、もともと行政とは別の立場で独自に調査をしたり、公聴会を開催したりする権限があるのだけど、なかなか活用されないのです。
11/18
 新聞各紙の報道で、うちの区のポイ捨てたばこが8割以上も減ったことがニュースになりました。歩きタバコを禁止した成果が出ているという報道でした。

 この数字は、うちの区が「路上禁煙地区」に指定した3地区について、うちの区が調査したものなんだけど、数字だけを見ると、かなり効果が上がっているような気もします。

 でも、パトロール員のいない夜間になると、路上喫煙する人があちらこちらに出てくることもあるみたいで・・・やっぱり「長年の習慣」を改めるのは簡単じゃないんだろうな。

 監視を緩めると、あっという間に元に戻ってしまうかもしれないし、まだまだ楽観できないですね。 違反者に対して罰則を適用するかどうかは、しばらく様子を見て検討することになっています。どうしたものでしょうか?
11/16
 先月、うちの区も、各自に「住民票コード」が届けられました。住基ネットの件ですね。

 うちの区は、住基ネットへの参加を「区民選択制」にすると発表しています。それによると、ネット参加を希望しない人は、不参加の申出書(非通知申出書)を提出すれば、その人の住民票情報は、東京都や国には流さない・・・という説明になっていました。

 でもね、実際には、ネットワークが仮運用されていた時点で、うちの区に住んでいる方の住民票情報は、東京都に送信されていたんですよ(→2002年8月2日の日記へ)。

 だから、不参加といっても・・・区民の住民票情報(最近引越してきた方以外のもの)は、とっくにホスト・コンピューターに届いているし、何だかなぁという感じがするんです。

 政治的な意思表示(パフォーマンス)としての効果はあるかもしれないけれど、それを今後どのように発展させていくのか、なんだか先が見えない展開になってきました。法律上は、全員参加になっているから、総務省や東京都も引き下がらないだろうしなぁ。
11/14
 自宅にいながらにして地域施設の使用登録ができる公共施設予約システムが、うちの区で稼働して2ヶ月が経過しました。

 施設の予約は2ヶ月前から行われるので(11月の使用なら9月から予約が可能)、新システムを使った予約分は、今月から使われていることになります♪

 地域の施設は、パソコンになじみのない高齢者の方が数多く利用されているので、システムの導入にあたっては不安の声も出ていました。

 新しいシステムだから、まだまだ微調整が必要だとは思うけど、早い時期に馴染んでくださったらいいな。(個人でも登録できます。感謝♪)



 ところで、現在のシステムでは、料金は施設を利用する際に現金で払います。

 次は、このシステムで使用料も決済できるように・・・というのが目標になるわけだけど、現時点で電子決済システムを導入しても、まだまだ利用者は少ないような感じです。機が熟すには、もう少し時間がかかりそうですね・・・。

 政府は、2005年までに「すべての国民が超高速インターネットを活用して情報の入手・処理・発信を安全・迅速・簡単に行えるようにする」と言っています。もちろん、大賛成なのだけど、こういう設備投資って、実はとってもコストがかかるし、利用が拡大していかないと、コストが合わなくなってしまうので、注意しないといけないと思います。
11/12
 毎日新聞の報道によると、福岡市の第三セクターが開発している博多湾の人工島で、宮崎駿さんの発想によるまちづくり(照葉プロジェクト)が進められることになったそうです。

 町の中心には原っぱがあり、家々には塀がない。一番いい場所にコンクリートやプラスチックが見えない保育園を作る・・・のだそうです。うらやましい。ぜひ住んでみたい。です♪♪♪

    

 アカデミー賞を受賞した「千と千尋の神隠し」などで有名な宮崎駿さんといえば、これまでも、うちの区の隣の三鷹市で三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市立美術館)を完成させるなど、特徴的なまちづくりに協力されてきました(→建設の経緯はこちら)。

 でも、宮崎さんは、うちの区にとっても縁の深い方なのです。せっかくそんな縁の深い巨匠が近くにいらっしゃったというのに、それが他の地域ばかりで活用されているのは、本当に残念。これも「先見の明」の差だったのかもしれませんね・・・。

 うちの区にも、少し前には銀行のグランドや大きな工場跡地があったのだけど。それらは、あまり特徴のない公園や集合住宅になっていくことになっています。ありきたりの公会堂建設より、「宮崎駿ワールド」のほうが、はるかに夢も希望もあったのになぁ。
11/10
 衆院選が終わりました。
 深夜に及んだ某局の開票速報では、ひたすら民主党さんの大躍進と言っていましたが・・・でも、どの政党も過半数に達しなかったという意味では、真の勝者は公明党さんということになるのでは・・・?
    

 さて、今回の総選挙では、最高裁の裁判官が本当にふさわしい人物なのかどうかチェックする国民審査も行われました。ほとんど報道されないけど。

 投票前に、うちのだんなさまと話していたら、今回の国民審査では、たまたま弁護士出身の判事さんの姓には、みんな「さんずい」が付いていると教えてくれました。よく見てみると、たしかに「深澤」「濱田」「滝井」・・・。投票用紙も、この3人が並んでいました。

 それにしても、裁判官国民審査の実施方法って、なんだか古めかしくって・・・もう一工夫あるだけでも、ずいぶん親しみやすく分かり易くなると思うのだけど。

  おしらせ  衆院選が始まっています。

    投票は11/9の午後8時までです。 


 公職選挙法の規定もあり、念のため選挙中の日記の更新も、いちおう差し控えています。いつも楽しみにしてくださっているみなさんごめんなさい。


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