:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です::: |
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【2004年10月版】 | 政治家妻みゆき |
9/28 |
うちの区で学校統合のたたき台(第一弾)が、教育委員会から議会に報告されました。はじめての学校統廃合となる計画だけに、今後、反響が大きくなると予想されています。
ただき台は、こうした建物の老朽化といった理由のほか、周辺地域における用途地域の現状(今後の人口増減予測)や、改築後に確保できる校地・校舎・運動場の面積(文科省の基準を参考)などを参考に選定されています。今後激しい議論が始まるだろうな・・・ この資料には「このたたき台は、学校関係者との意見交換や、その後の区民意見の提出手続のために作成したもので、区の計画として決定されたものではありません」と大きく書かれていたのが印象的でした。共産党さんなどが派手な反対運動をするからかなぁ。 |
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9/26 |
道路工事の優先順位って、どうやって決まっているか、知っていますか?
うちの区でも、一説によると、老朽化への対応として、毎年約7万uの路面改良が必要になっているのだそうですが(単純計算なので本当かどうかは定かではありません)、決算書をみても、ここのところ毎年約4万u前後の路面改良工事を実施しています。 毎年の必要量7万uに対して、実施量は4万u。それでは、その優先順位はどんなふうに決められているのか・・・大きな工事以外は、議会の個別承認をとらなくても実施できるので、とっても興味深い部分の一つでもあります。 ところが、これがなかなか闇に包まれているようで(行政の裁量で決まるそうです)・・・「これをしっかり透明化する必要がある」と、うちのひとも議会で話題にしているのですが、なんだか先行きは不透明みたいな感じです。
最近は、道路工事の集約化が進められている影響もあるのか、あまり聞かなくなったけど、うちのだんなさまが議員に初当選した頃は、よくメールで「なぜ、あそこで工事しているのか」「うるさくて困る」「無駄な公共事業だ」といったクレームをよくいただきました。 国土交通省は、11月にも東京23区内の主要国道を対象に「路上工事の不人気投票」を実施することにしたそうです。道路工事の透明化は、まだまだ始まったばかりの課題です。 |
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9/24 |
公立小中学校は、いちおう区市町村立ではあるけれど、先生方の人事権は、都道府県の権限になっています。だから、人事面では必ずしも区市町村や学校の「現場の声」が、ダイレクトに届く仕組みが保証されてきたわけではありませんでした。 もちろん、たまたま良き「つて」のある校長先生の場合は、上手に人材を集められる場合もあったみたい。でも、実際には評判の良い先生を受け入れるためには、評判の悪い先生も同時に受け入れないといけない場合もあったり、その人事は不透明でした。 いま、うちの区では、今までにない「地域運営学校」の設立(保護者や地域住民が学校づくりに参加する新しいタイプの学校の設立)をめざして、準備が進められています。そして、その目標達成のためには、今までとは違う人事制度が必要になっています。 「ゆびとま方式」のような公募FA制は、きっと新しい学校づくりの追い風になると思うし、期待しています♪ただ、校長先生が、定年直前の「一丁上がり!のポスト」になってしまっている現状も変えないと、全体的にはあまり効果が出ないような気もするんですよね・・・。 そういえば、40代の校長先生って、いったい何人存在しているんだろう・・・? |
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9/22 |
議員の経費のあり方について、最近シビアな報道が目立つようになってきました。 国会議員の場合は、立法事務費、文書交通費(以上政務調査経費)、特殊乗車券1人分(JRフリーパスor数枚の往復航空券)、費用弁償、秘書人件費、政党助成金などが定額で支給されます。なお、地方議員の場合は、このうち政務調査費と費用弁償が経費として支給されるケースが多いです(ただし、規模や地域によってかなり違いがあります)。 これらは、多くの場合、使途が非公開で領収書の提出も不要になっています。要するに、警察の捜査費などと同じで、情報源の秘匿が必要な場合や、一定期間の間秘密を要する政務・調査活動などがあるとの判断みたいなのですが、残念ながら、政治不信が激しいだけに、それではほとんど納得されない時代になっていると思います。 実際、キャバレーに行った時の飲食費を経費で落としていたとか、新年会などの飲食費を経費で落としていた議員さんの存在が社会的に話題になったことがあります。個人的には、そんなことに経費を回せる資金的余裕があるのが、とっても不思議なんだけど・・・ ちなみに、うちの区では何に使ったのか日々の出納簿が公開されています。もちろん、監査や決算審議の対象でもあるけれど、費用弁償のあり方とともに、見直し圧力の強いテーマのひとつです。うちのひとも、まずは費用弁償から改善を迫っているけれど、そろそろ何かしらの答えが出てこないものかなぁ。 |
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9/20 |
ところで、敬老の日だけでなく、「老人の日」というのもあります。知ってました? こちらはお休みではないのだけど、旧敬老の日の9月15日を記念してつくられました。敬老の日を移動させるときに、当時の全国老人クラブ連合会が反対運動をした結果つくられました。ちなみに、「老人の日」から1週間が老人週間です(21日まで)。老人週間は、都立公園や美術館など、65歳以上の方だけが無料で利用できる施設が増えます。 それに比べると、「勤労感謝の日」は、なんにもない日ですね。老人週間が無料なら、勤労感謝の日の1日くらい、全勤労者を入場無料にしてもいいような気がするんだけどなぁ。 |
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9/18 |
今年に入って、荒川区は助役も逮捕されたし(→5月28日の日記へ)、これでトップが2人とも不在になってしまいました・・・荒川区役所は荒川の水より濁っていたみたいです。 でも、これを機会に、お役所仕事(公共事業)を牛耳ってきた政治家&お役人さまとその仲間たちのリストラが一気に進むかもしれません。
うちの区でも、その昔は、毎年ほぼ同じ業者さんがほぼ同じ価格で請け負っていました。入札改革を進めることで最近は改善され、透明性・競争性が確保されてきましたが・・・ ちなみに、今回、贈賄容疑で逮捕された方の会社は、うちの区の入札に参加してる業者さんでもあります。うちの区に対しては何もないと思いますが、心しないといけないですね。 |
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9/16 |
最近、中国の経済成長の影響で、業績が伸びている企業も少なくないようです。 日常生活を送る上でも、100円ショップの商品などで中国との関係の深さを実感します。うちで利用している食器類も、100円ショップのお世話になっています♪
うちの区の現状については、7月28日の日記にも書いたのだけど、最も大きな問題は、市況が悪くなると採算が合わなくなることもあって、リサイクルが低調になってしまうこと。安全なゴミ処理のあり方とともに、長く悩まされてきた問題です。 本当は、市場原理だけで解決できればいいのだけど、環境問題を考えると、市況が悪くなったらリサイクルが進まなくなる、ということでは困るわけで・・・ 低コストで、しかも市況に関わらず安定的にリサイクル事業を維持していく方法を模索するのは簡単ではないと思うけど、今のままというわけにはいかないですよね。 |
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9/14 |
逆探知ができるようになって、イタズラ電話がなくなってきただけに、驚きました。 でも、そもそもお役所が電話で家族構成や生年月日などを電話で聞くことはありません。だって、お役所の中で住民票情報や納税情報を確認すれば、わかることですよね。 |
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9/12 |
行政も、単年度予算主義の弊害を超えて、もう一段進んだ成果思考を重視した行政を運営・経営していくことが求められる時代になりました。だから、最近では行政評価や事務事業評価など、お役所仕事に成績表やランキングをつける運動も盛んですよね。 しっかり前年度のおさらいをしたうえで、それを次年度に活かしていくことは、自分たちが思っている以上に大事なことだと思うんです。全体的な決算を踏まえないで予算を考えるようになると、つい我田引水的な予算分捕り合戦に熱を上げるようになってしまいます。 でも、うちの区では、数年前から決算審議の時間を大きく短縮してしまいました(審議時間が議員一人あたり約48分相当に)。なんでも「審議の効率化」が目的らしいです。 秋の冠婚葬祭ラッシュで多忙なシーズンだから仕方ないのかなぁ。たしかに、主義主張の違う人の話を長く聞かされるのは苦痛かもしれないけど、でも、もっと他のことで効率化できる点はたくさんあるはずなんだけどなぁ。費用弁償とか費用弁償とか費用弁償とか。 決算については、「少なくとも短期集中審議をやめることで負担を平準化することができるはずなのに・・・」と、うちのひとも、公式審議の時間短縮に、なんだか納得いかないみたい。こうやって公の大事な議論が、どんどん水面下に潜んでいくのかな。 |
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9/10 |
まもなく敬老の日。各地で長寿を祝う「敬老会」などが実施されています。とくに節目の年齢の方には、特別なお祝い(記念品などの贈呈)が行われています。たとえば、うちの区の場合でいうと、100歳以上、半寿(81歳)、75歳の方々に特別なお祝いをしています。 「半寿」というのは、「天寿」の半分の年回りだそうです。「天寿をまっとうする」の天寿とは、162歳のこと。その半分の年齢にあたる81歳が半寿で、要するに「まだ人生の半分なのだから、これからも長生きしてください」という趣旨みたいですね。 実は、うちの区では、数年前まで半寿顕彰ではなく、75歳顕彰を行っていました。でも、高齢化の進行と財政難には勝てず、半寿の時に変更した・・・というのが事情通の見方だったのだけど、去年から81歳だけでなく、75歳への記念品贈呈も再復活したんですよね。
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9/8 |
写真は、伊豆半島。映画の大ヒットで、原作小説の売り上げが300万部を超え、テレビドラマ化された「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地の一コマです。
健康学園とは、肥満・ぜんそく・偏食・虚弱・アレルギーなどの悩みを抱える小学生のための全寮制の小学校。東京23区独特の小学校(分校)で、都会に住む子どもの健康回復と体力アップを図ることを目的に各区が独自に設置してきたものです。
その理由は、(1)少子化で大幅に欠員が生じている、(2)施設の老朽化、(3)偏食や肥満などの改善に転地療養は必要か、(4)維持費が子ども一人あたり約1,000万円にもなっている(通常の公立校は約100万円)・・・などといったものです。 たしかに、今のままの施設では、今後の展望はありません。また、設置目的が「身体虚弱な児童を収容」する施設というのでは、まるで病院(入院)扱いなんですよね。 そこで、構造改革特区の制度を活用(民間活力を導入)して従来にない「新しいタイプの学校」などに転換することができれば・・・というのが、うちのひとの数年来の提案でした。
うちのひとも、17年前はセカチューに出てくるような光景の学校に通っていました。同じように17年前には高校生だったし、高校時代に同窓生を亡くしているのも同じです。だから、こういう学校の存在に一種の「ノスタルジー」を感じているところがあるかもしれません。
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9/6 |
パブリック・コメントとは、条例や計画など政策決定にあたって広く意見を求め、それを参考にしていくとともに、後日寄せられた意見に対する考え方を公表していく手続です。 8月は、各種行政計画(→8月9日の日記へ)、安全美化条例の改正(行政代執行制度→8月20日の日記へ)などについて実施されました。9月も、ごみ半減プラン、補助金適正化方針、小中学校の通学区域の変更などについて、パブリック・コメントが実施されます。 ただ、せっかくの制度も、「意見提出期間が短い」とか「課題が抽象的なテーマの場合は分かりにくい」とか「部外者には与えられた資料だけで理解できない」とか、いろんな意見が出ています。なかなか痛いところを突かれてしまっているみたいです。 |
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9/4 |
その表彰対象は・・・
環境問題の深刻化で、日本の「ラッピング文化」も曲がり角に差しかかっています。これまで無料のサービス(過剰包装)に慣れてしまっているだけに、強い抵抗も出てくるだろうけど、そんな「逆ギレ」も、乗り越えないといけない壁なのかもしれません。 |
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9/2 |
最近、食料品の原材料欄が、従来より大きく目立つようになりました。その冒頭には、お決まりのように「遺伝子組み換えは使っていません」と書かれています。 それだけ「食」に対する関心が高まっているのかもしれないですね。遺伝子組み換え食品(作物)に関するニュースの取扱いも、昔に比べたら、すっかり大きくなりました。
遺伝子組み換え作物については、北海道庁が屋外栽培を全面禁止する指針を定めたり、滋賀県庁が商業目的で栽培することを自粛するよう要請したりしています。 たしかに、屋外栽培の場合、風に飛ばされて周辺作物と想定外の品種交雑が発生する可能性は否定できないし、メリットとは別に他の良品種の「種子の保存」という意味で、これまで以上にきちんとした管理が必要ですよね。 |
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